① 子どもと先生の距離感(空気)
なぜここを見るか
保育の質は、制度や理念よりも子どもと先生の距離感に一番はっきり表れます。
パンフレットでは分からない部分ですが、見学中は意外と一瞬で分かります。
見学中のチェックポイント
- 子どもが泣いたとき、すぐ声をかけられているか
- 先生が子どもと目線を合わせて話しているか
- 叱るときに大声や威圧的な態度が出ていないか
見なくていいこと
- 理念やスローガンの言葉づかい
- 「のびのび」「一人ひとりを大切に」といった抽象表現
- 園長の教育論の長い説明
空気は説明ではなく、現場でしか分かりません。
② 保護者負担の“現実量”
なぜここを見るか
保育園生活は、毎日の小さな負担の積み重ねです。
ここを甘く見ると、後から一番つらくなります。
見学中のチェックポイント
- 持ち物はどれくらいあるか(おむつ・寝具・歯ブラシ等)
- 行事や保護者参加は必須か、任意か
- 連絡帳やアプリの頻度・内容
見なくていいこと
- パンフレットの「サポート充実」表記
- 他の家庭の感想や口コミ
- 「慣れれば大丈夫ですよ」という回答
負担は“量と頻度”だけを見れば十分です。
③ 延長・急変時の対応力
なぜここを見るか
働いていると、予定どおりにいかない日は必ず出てきます。
そのとき詰まないかどうかが重要です。
見学中のチェックポイント
- 延長保育はどこまで現実的に使えるか
- 発熱時の呼び出し基準はどれくらいか
- 急な連絡への対応は柔軟か
見なくていいこと
- 「原則として」「基本的には」という制度説明
- 最大延長時間だけを見ること
- レアケース前提の細かすぎる想定
制度より“実際どう運用されているか”を重視します。
④ 食事・生活の“実運用”
なぜここを見るか
給食や生活リズムは、家庭とのズレが大きいと毎日ストレスになります。
大事なのは理想ではなく、続けられるかです。
見学中のチェックポイント
- 給食や離乳食の進め方
- アレルギー対応の流れ
- 弁当持参の有無や頻度
見なくていいこと
- 食育への熱量の高さ
- 無農薬・オーガニックなどのこだわり話
- 理想的な育児観との一致
毎日の運用に無理がないかだけ見ればOKです。
⑤ 施設・安全は「最低限クリアしてるか」
なぜここを見るか
ここは加点ではなく、減点を防ぐための確認です。
不安がなければ、それ以上深掘りする必要はありません。
見学中のチェックポイント
- 0〜1歳児の環境が分かれているか
- 危険そうな場所が放置されていないか
- 園庭がない場合、外遊びの代替があるか
見なくていいこと
- 面積基準や数値の暗記
- 他園との細かい比較
- 建物の新しさや見た目
「不安がないか」だけを確認します。
まとめ|5項目見たら、あとは点数と照らすだけ
見学ですべてを決める必要はありません。
- この5項目で「致命的な違和感」がないかを見る
- その上で、点数や希望順位と照らす
それだけで十分です。